水彩とアクリルで風景を描く「日光の社寺 神橋」制作過程です。

水彩画

 

透明水彩とアクリル絵の具で
風景画を描きました。

神橋(栃木県日光市)の
制作過程になります。

目次

用意するもの

水彩紙 ウォーターフォード(ホルベイン)
透明水彩絵の具24色セット(ホルベイン)
アクリルガッシュ(ホルベイン) 白 黒 青 黄
筆(日本画用の彩色筆)←特にこだわりはありません
水入れ
ティッシュ
マスキングテープ
鉛筆
ねりけし
 


下描き

画用紙にマスキングテープを貼る。

写真を見ながら鉛筆で下描きする。

遠くの山や木、川の流れなどは
だいたいの雰囲気を薄い線で描き

中央の橋とその周辺は、絵の見せ場なので
曲がったり歪んだりしないように
しっかりと形を描く。

 

着彩 (透明水彩)

下塗り。
空の部分だけを水で湿らせて
透明水彩の青をうすく塗る。

にじみを活かしながら雲と空を描き分ける。
雲の部分は色をのせないで白を残す。

 

空が塗れたらいったん乾かし

完全に乾いたら遠くにあるものから描いていく。
遠くの山、木、橋、川へ。

 

橋は赤、木々の暗い部分は紫や濃青。

さらに木の枝や橋の下の影、川と岩のさかいめ、

 

川に映る橋の影と空の青なども。

透明水彩はここまで。
このあとは色を強調させるため
アクリル絵の具で描く。



着彩(アクリル)

アクリルガッシュの青と黄を混ぜて基本の緑色を作る。

基本の緑に
黒を混ぜて暗い緑
黄色を多くして明るい緑
白をまぜてさらに明るい黄緑

など、いろいろな緑を適当にブラシミックスして塗っていく。

筆先の向きが同じまま色を乗せると

葉っぱが単調になってしまうので

叩くように描いたり筆を回転させたりしながら変化をつける。

 

濃青を所々に入れて水面を描き、

完成へ。