本気で絵がうまくなりたい!デッサン初心者必見。必要な道具と使い方を解説。

絵画
イチゴ

目次

絵がうまくなるにはどうしたらいい?


皆さんは、絵をうまく描けるようになりたい…
と思ったことはありませんか?

なぜうまく描けるようになりたいのでしょうか?

・イラストレーターや漫画家になりたい
・絵はすきだけど描く自信をつけたい
・好きな花や旅先での風景をスケッチをしてみたい
・絵は描き慣れているけれど基礎を勉強してステップアップしたい
・絵心はないけど、うまくなりたい
・美大受験のために基礎から学びたい

などなどいろいろな理由がありますよね。


絵がうまく描けるようになりたいのなら
基礎 ⇒ デッサン
を学ぶことをおすすめします。


でも「絵は好きだけどデッサンはやりたくないなぁ」
という方もいらっしゃると思います。


しかし、ここを飛び越えて絵がうまくなることは 
残念ながらありません…


模写やイラストは上手く描けても、
その人が画力があるかないか

これは見る人が見たら判ってしまいます。


デッサンは、物の形や構造、光の当たり方
影の出方などをよく観察し、
それを絵として描き表すこと。

こうしたことを繰り返すことで
物を見る目が養われ、技術も身に付き

日常の物事を捉える思考までも変化してゆきます。


デッサンには
イラストや漫画、デザイン、彫刻など
絵の練習だけではなく
ものづくりの基礎が詰まっています。

基礎を学ぶことは 
絵画に限らず、大事なことですよね。


デッサンを学べば、必ず絵はうまくなります。


この記事では
デッサン初心者の方に向けて、
必要な道具や使い方をご紹介します。

後半には私の過去の作品を
参考までに載せてありますので
ぜひ最後まで読んでみてください。

 

デッサンの道具



デッサンをはじめるための道具をご紹介します。

鉛筆

鉛筆は、特にこれがいい、というものはありません。

どんな鉛筆でも大丈夫です。

ただ、鉛筆には濃さがあるので
いくつか使い分けることは必要です。

(ハード)HARD 硬い芯
(ブラック)BLACK 黒く柔らかい芯
(ファーム)FARM 丈夫な芯
HB(ハードブラック)HとBの中間の芯

セットで購入すれば、
いろいろな硬度がそろっていますが
私は良く使う2H~6Bくらいまでを
バラで購入しています。

鉛筆

↑ 私が使っている鉛筆です。

モノ(トンボ)
ステッドラー(ドイツ)
ハイユニ(三菱鉛筆) 

私はこの3種類の鉛筆と、
細い線を描くため0.3のシャーペンも使っています。

 

 

練り消し


デッサンの必需品、練り消しです。
練りゴムとも言います。

使い始めは良く練っておくといいです。

練り消しは、画用紙を傷つけずに使うことが出来ます。
消しカスも出ません。

消したいところに当てて
押さえるようにしたり、画面で転がしたりします。
摩擦で紙が痛んでしまいますので
決してこすらないようにしましょう。

練りケシは、黒く汚れたら指で練りこみ、
なるべくきれいな部分を出して使います。

 

消しゴム



プラスチック消しゴムも用意しましょう。
ペン型の消しゴムは、
細く小さく消したいときや
白抜きをするときに役に立ちます。

 

カッター

鉛筆は、芯を多く出すために
カッターで削ります。

鉛筆削りで削った鉛筆は、芯が短く
デッサンをしているとすぐに減ってしまいますし
長い芯は、鉛筆を寝かせて
芯の腹で描くときにも役に立ちます。



鉛筆の削り方は、youtubeを見るとわかりやすいです。
上手に削る方がたくさんいらっしゃいます。

 



画用紙は、サイズ、厚さ、価格もさまざまです。

紙の種類には、細目、中目、粗目のほか、
ケント紙のようなつるつるした紙も使います。

デッサンの経験が少ない場合は中目の紙がオススメです。

描きやすさや手触りなど、ご自身に適したものを
使い分けても良いでしょう。

 

擦筆(サッピツ)


サッピツは、紙をペンシル状に巻いたものです。
鉛筆や木炭で描いたところをぼかすためのものです。

淡い調子を作るのに最適な道具ですが、
使いすぎると紙が汚れたようになり、
修正ができなくなりますので気を付けましょう。

 

モチーフ


はじめてデッサンをするのに
おすすめのモチーフは

ずばり!りんごです。

りんごなんて描きたくないなーと思われた方。

りんごをじっくりと見たことがありますか?
この際よ~く観察してみてください。

今までに気が付かなかった
新しい発見があるはずです。

「良く知っている」と思っていたものが
ふと違う物に見えてきたり
何かにきづいたりする…
これはデッサンの大切な要素でもあります。

りんごよりも簡単なものでは
自分の手を描くのも良いです。


握ってみたり手首や関節を曲げてみたり
形をとる勉強になります。


鉛筆デッサン実践編りんごを描く 
こちらの記事も見てみてください。

 

フィキサチーフ


デッサンが描き終わったら
画面にフィキサチーフを吹きかけておきましょう。
紙への定着が良くなります。

使い方は、まずスプレー缶をよく振ります。
デッサンを描いた部分に均一にかかるように
画面から20センチ以上離してスプレーします。

スプレームラが出ないように
一度新聞紙などのいらない紙に
試しがけをすると良いと思います。

 

その他

その他必要なものとして

ティッシュ…画面全体をぼかすときに便利
紙(コピー用紙など)…画面保護用(鉛筆を持つ手が紙に付かないようにする)
マスキングテープ…画用紙を画版に止める
画版(ベニヤ板など)…画用紙を張り付けて固定する


参考作品

過去の私のデッサンをいくつかご紹介します。

 
リンゴ 2005年 
ヘタの凹んでいる部分や
皮の質感、明るい部分と暗い部分の描き方など
全体的によく観察できていません。
りんごはこうだろうな、という
「思い込み」で描いていたと思います。




千円札の野口英世。2007年
ハッチングの勉強に千円札を見ながら描きました。
お札の人物画には銅版画の技術が使われています。
お札をよーく見ると細い線の重なりが見えます。




自分の手 2013年。
手の皺、皮膚の下にある血管、筋肉や腱、
手首から腕につながる骨格などを意識して描きました。





ぶたの蚊取り線香 2013年。
ブタの顔が気に入って何となく描きました。
全体が筒状(円柱)だったと気が付きました。
陶器で出来た表面は波打っていて
陶器の質感も描こうとしましたが出来ていません。


イチゴ

明暗の調子が弱く、赤い色を白黒で
表現するまでには至りませんでした。
苺を観察しながら、つぶつぶの付き方には
規則性があることに気が付き
フィボナッチ数列を知るきっかけになりました。

 


うちのワンコ 2020年
これはデッサンではないかもです。
イヌの骨格と顔周りの毛の流れが複雑でしたが
描いていて面白かったです。
ひげや耳の内側の毛は、
ペン型消しゴムで白抜きしています。

まとめ

「デッサンに必要な道具と使い方」ということで

私がいつも使っているものを
織り交ぜながらご紹介してきました。

デッサンは
絵が上手くなるための訓練、トレーニングです。

繰り返し行うことで、必ず絵が上手くなります。


1日1枚デッサンする。
何を描いてもいいんです。

その積み重ねが絵の上達につながります。

みなさんも1日1枚のデッサン
ぜひ、トライみてくださいね(^^)

 

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