家でできる趣味「絵を描く」。絵を描きたい初心者必見 絵の具の種類と使い方を解説します

絵画

目次

絵を始める前に、絵の具のことを知っておきましょう

画材屋さんの絵の具売り場には、
たくさんの種類の絵具が置いてありますよね。

私はあのカラフルな空間が大好きで
新商品などを見るとワクワクします^^

 

先日知り合いと一緒に画材屋さんに行ったときに
こんな質問をされました。


「絵を始めてみたいけど、
絵の具っていろんな種類があるから
自分にはどの画材が向いてるのかわからない」


こんな疑問をお持ちの方は多いと思います。

絵具とは、簡単に言ってしまうと、色の付いた粉のりを混ぜると絵の具になります。

色のついた粉は顔料、のりは展色材バインダーといいます。

全ての絵の具の元は顔料で、共通しています。

のり(展色材)に何を使っているのかによって絵の具の種類が決まります。

 

この記事では、これから絵をはじめてみたい
と考えている方や、

絵の具のことを知りたいと思っている方に向けて
それぞれの違いや使い方を解説していきます。


絵の具と、描画材の特徴を知って、
自分に合ったものを探してみてくださいね。

 

すぐに手軽に絵を始めるなら色鉛筆で塗り絵

塗り絵やイラストなど、子供から大人まで
誰にでも楽しめる画材といえば色鉛筆です。

色鉛筆はいつでも手軽に絵を描くことができます。

最近は「大人の塗り絵」がブームになっていて初級者から中級、上級者向けまでレベルに合わせて絵柄も豊富にそろっています。

大人の塗り絵は、子供の塗り絵のように線に沿って塗りつぶすものではなく、花や動物などのイラストや、幾何学模様、有名絵画の模倣用など種類が豊富です。

最近は、色鉛筆だけど水彩画のような絵が描ける「水彩色鉛筆」も注目されています。

色鉛筆は顔料 + 蝋(ロウ) で作られています。

展色材が蝋(油分を含む)なので消しゴムでけしずらい という印象ですが、今は「消せる色鉛筆」も発売されています。

 

気軽に絵を始めたいなら水彩画。

「絵の具」と聞いてまず思い浮かぶのは水彩絵の具ではないでしょうか。

幼稚園から高校生まで、図工や美術の授業でつかったあの絵の具が水彩絵の具です。


水彩絵の具は顔料アラビアガム を主成分として作られていて、透明水彩不透明水彩の2種類がああり、
水で溶いて使います。


透明水彩は明るい発色で透明感があり、水の量を調節してにじませたりぼかしたり、さまざまな表現ができます。

 

不透明水彩は透明感がなく、クリーム状でマットな塗り心地です。

油絵具のように重ね塗りもできます。

水彩絵の具にはチューブ入りのものと固形のパンカラーがあります。


おなじ水彩絵の具ですがそれぞれ違った印象の絵を描くことができます。

 

もっと多彩な表現をしたいならアクリル絵の具。

水性絵の具でもっといろいろな表現をしてみたいという方におすすするのはアクリル絵の具です。

というのも、アクリル絵の具は他の絵の具に負けないくらいの多様性を持っているからです。


アクリル絵の具は顔料+アクリル樹脂 から出来ていて水で溶いて使います。

水分が蒸発すると強い接着力で剥がれにくくなるので、紙やプラスチック、石、木材など屋外の作品にも使用することができます。

 

透明タイプと不透明タイプがあり、不透明なものにガッシュやポスターカラーがあります。

これは高校生の時にみなさんも使ったことがありますよね。


アクリル絵の具は、水彩画のように淡い表現も、油絵のような厚塗りも、あらゆる物に描くことができる便利な絵の具です。

 

初心者でも素敵な絵が描けるパステルアート。

「絵心がないんだけど、絵を描いてみたい…」と思っている方は多いかもしれません。

そんな方には初心者でも簡単に素敵な絵が描けるパステルアートがあります。

パステルアートにはセラピー効果があり、メンタルケアとしても活用されています。

パステルは顔料+ガムまたは樹脂 を混ぜて固めたもので、大きく分けてドライパステルとオイルパステルに分かれます。

 

パステルアートは、ドライパステルを削って指やスポンジなどで着色します。

絵を描くということを意識せずに、静かに自由に色をのせます。

描いていると癒されるアートセラピーとして知られています。

 

絵画と言えば油絵

油絵具は顔料+油(乾性油) を練り混ぜた絵の具です。

油分が多いので乾燥が遅く、固まるまで数日かかるため、作業に時間がかかります。

その特性を活かして様々な表現が可能です。

油絵というと厚塗りの重厚感のある絵。

そんなイメージの方が多いでしょうか。私もはじめはそうでした。


油絵だから、たっぷり絵の具を使って盛り上げて塗る!と思い込んでいました。

 

それがある時、写実絵画も同じ油絵具で描かれているということを知って驚きました。


写真のような細密画は絵の具が盛り上がっていないし、筆の跡もほとんど目立たない、平滑な画面に美しい絵が描かれていました。

このように油絵具は、その特徴を理解して使用することで、作家さんの個性・感性が発揮できる画材です。

また油絵は、そろえる道具も多いですし溶剤のこともある程度知って置く必要があります。

油絵を始めたいという方は独学で始めるよりも、はじめはカルチャースクールなどで油絵画家から指導を受けることをおすすめします。

描き方や画材の知識を深めることもできるのでその方が早く上達できますよ。

油絵については こちらの記事詳しく解説しています。
よろしければご覧ください♪

 

日本画


円山応挙 牡丹孔雀図 1776年 絹本着色

日本画は 岩絵具+ を混ぜて作ります。

岩絵の具には天然の鉱石を砕いて作るものと、人口的に作られた石を砕いて造られたものがあります。

天然のものはとても高価で、透明度が高く、発色も鮮やかで、ガラス質が画面の中で煌めく色もあります。

岩絵の具の他に水肥絵の具もあります。

これは岩絵の具に比べれば安値なので入手しやすいものも多いです。


日本画は、支持体を自分で作るのが普通です。

木製パネルに和紙を張って支持体を作り、絵の具は膠水と岩絵の具を混ぜて作業の都度作ります。

日本画を一から独学ではじめるのは難しいかもしれません。

油絵と同様に、専門の先生に教えてもらうことで正しい描き方が習得できますし、画材の知識も深まります。

淡く、薄く、繊細かつ大胆な表現もできる日本画は今人気の技法です。

テンペラ画で古典に還る

テンペラ画とは西洋絵画の技法のひとつで、15世紀に油絵具が登場するまで使われていた技法です。

顔料+ を混ぜて水で溶いて使います。

卵のほかにガゼインや膠などの乳化作用のあるものが使われます。

約500年ほど前、油絵の具の技術が確立されるまでは、顔料を定着させるために卵を混ぜて絵を描いていました。

テンペラは、鮮やかな色彩が特徴で経年による色あせも少ないので、数百年前に描かれた作品が、現在に至るまで
当時のままの色彩を保っています。

 

テンペラ絵の具にはエッグテンペラ、テンペラグラッサ、ミックステンペラなどがあって、どれを使うかは
描き手によってさまざまです。

 

エッグテンペラは他の絵の具と違って、ぼかしたり滲ませたりすることができません。

主にハッチング(雨降り描き)という細い線を重ねてぼかしやグラデーションを描くのが特徴です。

テンペラ画も、油絵や日本画と同様に独学よりもある程度まで指導を受けることで早く上達できるでしょう。

 

テンペラ画はこちらの記事で詳しく解説しています。
よろしければご覧ください♪

 

まとめ

絵の具によって絵の描き方もいろいろですが、使ってみたいな、これやってみたいなと思う技法はありましたか?

気軽に始めるのでしたら色鉛筆、パステル。

絵筆を持って描くなら水彩絵の具、アクリル絵の具、本格的に描きたいなら、日本画や油絵にも挑戦してみてくださいね。

何かを始めるのに年齢は関係ありません。

学びたい、始めたいと思ったときに新しい扉が開きますよ~

 

 

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